先日、第一子が産まれた。 やはり我が子は大変に可愛く、誕生からまだ日は浅いものの、作って良かったなとしみじみ感じている。 初めての子ということもあり、なかなか色々なことがあったので、記憶が風化しないうちに記録を残しておこうと思う。
妊娠発覚〜妊婦健診
妻の妊娠がわかったのは、昨年の10月初め頃だった。 近くの病院で確定診断を受けたときにはすでに妊娠7週目に入っていたようで、先生も我々もびっくりだった。 エコーで見た胎児はあまりにも小さく、これが本当にヒトになるのか?という気持ちになったのを覚えている。
妊娠が確定すると、分娩予定の産院を決めて妊婦健診の予約を取る必要がある。 私の住む東京都中央区の場合、分娩可能な病院は実質的に聖路加国際病院の一択のような状況なので、産院は聖路加にした。 ネット上では予約困難という話を聞いていたのだが、予約受付の初日に電話してみたら、意外とあっさり予約が取れた。 ちなみに聖路加は8週0日目から予約が可能なので、かなりギリギリのタイミングではあった。
妊婦健診は、初回から6回目ぐらいまで同席した。 妊婦健診がどういうことをするのか気になったのと、エコーで子の姿を見てみたかったのとで同席させてもらった。 同席した感想としては、正直なところ男性側が行く意味はあまりないと思ったが、そうそうない機会なので、都合がつくのであれば同席すると良い経験になると思う。 また、特に妊娠初期は流産の可能性が高いため、せめてその期間だけでも同席すると妊婦側の負担も小さくて済むと思う。
職場のマネジメントラインへの報告は、妊娠が発覚してわりとすぐに行った。 安定期に入るまで待とうかとも思ったが、頭出しは早ければ早いほど良いので、すぐに相談した。 実は現職に転職してまだ3ヶ月ほどしか経っておらず、心象は良くないだろうなという懸念はあった。 実際、入社1年未満での育休取得は前例がなかったようだが、上司と人事に調整していただいた結果、これを機に勤続1年未満での育休取得に関するガイドラインが整備され、無事に育休を取得できることになった。 上司および会社には本当に感謝している。
突然の入院
妻が入院することになったのは、今年の2月頃だった。 妊婦健診で胎児の発育不全が指摘され、そのまま緊急入院になった。 どうやら平均的な胎児に比べて、2週ほどサイズが小さいということだった。 当時は妊娠25週程度だったこともあり、まだ入院バッグなども準備しておらず、バタバタしたのを覚えている。 こういうこともあるので、入院バッグの準備は早めにしておいた方が良いという学びを得た。
聖路加に入院した翌日、東京慈恵会医科大学附属病院に転院することが決まった。 端的にいうと、胎児の発育に遅れがあるため今後の経過次第では緊急帝王切開による分娩を行うが、現在の週数では聖路加で受け入れられないため、より高度な設備を備えた近くの大学病院に転院する、ということだった。 転院の連絡を受けてから数時間後には救急車で慈恵まで搬送され、そのまま慈恵のMFICUに入院になった。 医師からは、今後しばらく経過を観察していくこと、状況次第で必要があれば帝王切開を行うこと、最長だとこのまま予定日まで入院が続くことを伝えられた。
随分大変なことになったと思いつつ、大きさ以外に現時点で異常はないということだったので、ひとまず安心して経過を見守った。 余談だが、家に帰ると誰もいない環境が久しぶりだったので、素直に寂しかった。
幸いにも経過は良好で、1週間ほどで退院することができた。 てっきり最低でも1ヶ月は入院になると思っていたので、早々に退院できたのは本当に良かった。 ただし、退院後も自宅で安静にするようにという話だったので、妻にはそのまま休職してもらった。 私の職場にも融通を利かせてもらい、出産までの間はほぼ全日在宅で仕事をさせてもらった。
束の間の休息
それからしばらくは、家で大人しくしつつ、子供を迎えるための準備を進めていた。 ベビー用品を揃えたり生活の導線を検討したりして、3月の上旬から中旬ごろには一通りの準備が整った。 妻のお腹もだんだんと大きくなっていき、日常生活もなかなかしんどそうだった。 私のほうも、育休に向けて粛々と仕事の整理を進めていった。
出産
4月上旬の深夜、突然妻に起こされた。 腹痛と出血があるということだったので、すぐに病院に電話した。 至急病院に来るように指示を受けたので、陣痛タクシーを手配して病院に向かった。 病院に着くと30分ほど診察を受け、緊急帝王切開による分娩を行う旨の説明を受けた。 週数は33週ほどだったが、早期胎盤剥離が見られ、破水もしているとのことだった。
突然のことで驚きはしたが、あとは医師に託すしかないので、無事を祈りつつ控室で待機していた。 手術は比較的早く終わり、何事もなく無事に済んだ。 子供は当然早産なので、そのままNICUに入院になった。 出生時の体重は1,400gほどで、とても小さかった。 ちなみに私の出生時の体重が4,100gほどなので、その約3分の1かと思うと本当に大丈夫なのかと不安にもなったが、そんな心配をよそに、何の異常もなく退院まで順調に大きくなってくれた。
妻は1週間ほどで退院し、子供は50日ほどNICU・GCUで過ごして退院した。 子供の入院中、妻は搾乳した冷凍母乳をこまめに病院まで届けてくれていた。 私のほうは、子供の入院中はそのまま仕事を続けた。 もちろん早めに育休を取っても良かったのだが、正直なところ入院中は特にやることもないので、そのまま仕事を続け、当初予定していた日程どおりに休みへ入った。
NICU・GCUでは、看護師から懇切丁寧な育児指導を受けることができ、おかげでおむつ替えや沐浴など基本的なところは習得した状態で子供の退院を迎えることができた。 また、妻の退院と子供の退院との間隔が空いたおかげで、初めは妻の回復に専念することもできた。 妻には悪いが、父親としては一番楽なコースを歩ませてもらった。
最後に
初めての妊娠・出産にしては、なかなかのイレギュラーを引いたのではないかと思っている。 何にせよ、母子ともに健康な状態で家族が揃うことができて本当に良かった。
聖路加および慈恵のスタッフの皆様には、感謝してもしきれない。 本当に多くのスタッフの方々のお世話になった。 今回の件で、産院は規模の大きい病院が良いとつくづく感じた。 偶然、家の最寄りが聖路加だったのは運が良かったと思う。
お金のことや最近の育児のことも書きたかったのだが、長くなるので別の記事にしようと思う。 改めて、べびがお誕生おめでとう。
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